祭典・行事
出雲大社土佐分祠の祭典・年中行事
出雲大社土佐分祠では、出雲の本社と同様に、古式に則った祭典が厳かに執り行われ、年間を通じて多くの信仰行事が催されています。以下は代表的な祭典・年中行事です。
■ 元旦祭(がんたんさい)[1月1日]
新年を祝い、国の繁栄と氏子崇敬者の健康・安全を祈願する祭典。元旦には多くの初詣参拝者でにぎわいます。
■ 節分祭[2月初旬]
厄除けや家祈祷、開運招福を願う節分行事。豆まき神事や福引きなどが行われ、地域の人々に親しまれています。
■ 春季祖霊祭[春分の日]
幽冥に鎮まれる数限りない祖先の霊魂に感謝し、そのみこころにお仕えする祭りです。
■ 例大祭(れいたいさい)[5月14日]
一年の豊作と平穏無事を祈る重要な祭典。神職や地域の方々が参列し、厳粛な雰囲気のなかで執り行われます。
■ 夏越の大祓(なごしのおおはらえ)[6月30日]
半年間の罪や穢れを祓い、心身を清める神事。茅の輪(ちのわ)をくぐる「茅の輪くぐり」が行われ、無病息災を願います。
■ 秋季祖霊祭[秋分の日]
私たちの霊魂は、出雲の大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)から授かったものです。数限りない祖先の霊魂にお守り導いてくださいと願い奉仕する祭りです。
■ 神在祭(かみありさい)[旧暦10月10日]
出雲の本社と同様に、全国の神々が集まるとされる特別な祭り。旧暦10月は「神無月」と呼ばれますが、出雲地方では神々が集まるため「神在月」となります。この土佐分祠では、神迎えの儀・神在祭に団体参拝のバスツアーが実施される、非常に神聖な期間です。
■ 謝恩大祭(しゃおんたいさい)[12月15日]
五穀豊穣と収穫への感謝を捧げる祭典。新米などの初穂を神前に供え、自然と共に生きる感謝の心を表します。
■ 除夜祭(じょやさい)[12月31日]
一年の終わりに行われる浄化の神事。知らず知らずのうちに犯した罪や穢れを祓い、新しい年を清らかな心で迎える準備をします。
=定期的な行事=
■ 月次祭(つきなめさい)[毎月1日、15日]
毎月1日、15日の2回、月ごとの祭りが行われます。日々の健康、家内安全、除災招福を祈念いたします。祭典の後にお供え物が授与されます。
■ 甲子祭(きのえねさい)[60日ごとの甲子の日]
甲子の日は大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)様の縁日です。諸願成就。何事も願いが叶う日として祭典が行われます。祭典終了後には無病息災の福餅がいただかれます。
これらの祭典は、地域に根ざした信仰を支えるとともに、出雲の神々との深いつながりを感じる貴重な機会です。
参拝の際には、各祭典の時期にあわせて訪れることで、より深いご利益と感動を得ることができるでしょう。